重症筋無力症と闘病しておられる小児患者さんにとって、手術はどういうものでしょうか。
まず「こわい」というイメージがあると思います。
次に「キズが残りそう」というイメージが来るかもしれません。
一方、「手術すれば薬を飲まなくても良くなるの?」という希望もありそうです。
わたしたちは、こども専門病院の外科医として、重症筋無力症の患者さんの胸腺を取る手術を行っています。
全員が手術の対象になるわけではありません。
しかし手術の対象になると判断され、手術を受けた場合、大人よりも「薬をやめられる・減量できる」確率が高いことがわかってきました。
今までの手術の大きな問題は、胸に大きな傷痕ができることでした。
我々の行っている手術は、みぞおちに約2cmと約0.5cmの傷を2か所つけるだけです(場合によっては胸を開けることもあります)。
手術についてお悩みの患者さんに、情報を提供したく、このホームページを開設しました。
拙い自作のホームページですが、御一読いただければ幸いです。
2009年10月
北河徳彦
最新改訂 2014年3月8日
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